来年10月頃 持ち株会社設立へ
AIRDOとソラシドエアは5月31日、持ち株会社方式での経営統合に基本合意したと発表した。来年10月ごろをめどに共同持ち株会社の設立を目指す。コロナ禍後初となる国内航空会社の再編。共同持ち株会社設立後も両社が航空運送事業許可、固有のブランドを維持する。
共同持ち株会社の設立は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による航空需要の大幅減少など厳しい経営状況の中、両社が有する経営資源(人材・技術・施設等)を効率的に活用し、スケールメリットを最大限発揮させることが重要であると判断して決断。財務基盤の早期回復、一層の付加価値提供、持続的な成長を図る。
今後は、6月から共同持ち株会社設立に向けた準備を開始し、来年6月に各社株主総会で共同株主移転計画の承認を得る予定。株主移転比率や共同持ち株会社に関する詳細(商号、所在地、機能、役員、資本金など)は、両社で協議、検討の上で決定する。
協業事業の一環として、6月1日に共同特設サイト「ふたつの翼で全国を旅しよう」を開設。7月1日からは、「AIRDOポイント」と「ソラシドエアマイル」の相互交換キャンペーン、両社航空機に搭乗者の中から抽選で往復搭乗券が当たるキャンペーンを実施する。